中日山本拓実投手(20)が19日、“マエケン流”を取り入れて真っすぐのレベルアップを目指すことを明かした。

教材はツインズ前田健太投手(32)が、2月下旬から始めたユーチューブ動画。スライダーの投げ方などを明かしてきた前田の最新動画は、どのようにして直球が覚醒したかというテーマだった。

山本 いかに脱力して投げるのか、リリースの瞬間だけ力を入れるという話をされていた。メジャーリーグでやられているすごい方なので、そういう感覚を自分も早く身につけたいなと思いました。

この日はドラフト2位の橋本と動画で見た投げ方を意識しながら、キャッチボールを行った。その後、ナゴヤ球場の室内練習場で京田らを相手に打撃投手として登板。「投げ終わった後に京田さんから『チェンジアップはもう少し落差があった方がいい』、『ストレートは低めに伸びてきているよ』とか、反応の声をいただいた」と一定の手応えもつかんだ。

2年目の昨季は、プロ初勝利を含め先発で3勝を挙げてブレークした。「1日1日、後悔しないように開幕までやっていきたい」。最速150キロ超えを目指す167センチの右腕。マエケンが語るリリースポイントを頭に刻み、開幕に備える。