日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会は10日、オンラインで事務折衝を行い、新型コロナウイルス感染拡大に伴う特別ルールで合意した。NPBからの「感染拡大防止特例2020」(通称:特例2020)を提示され了承した。

出場登録人数は29人から31人に、ベンチ入り人数は25人から26人に拡大された。また外国人枠は従来の出場4人以内は変わらないが、登録は5人への拡大も了承。ただ、登録5人の扱いで12球団内で細部を詰める必要があり、正式決定はしていない。延長も10回までで打ち切られる。開幕が大幅に延期となったことで、トレードなどの支配下登録期限は7月31日から9月30日まで延びる。

NPBは専門家メンバーから体力や免疫機能の低下を防ぐために、選手の心身の負担軽減を考慮した特別ルールを設けることを提言され、協議を続けてきた。選手会の森忠仁事務局長は「選手の健康を第一に考えているというところで評価できる」と受け止めた。