日本ハム河野竜生投手(22)がマー君スピリットで開幕ローテーションを勝ち取る。9日、DeNAとのオープン戦(横浜)で先発する。開幕2戦目となる27日楽天戦(楽天生命パーク)の先発を狙う2年目左腕は、同戦での先発が内定している楽天田中将大投手(32)のように気迫を前面に押し出す投球で、開幕ローテ入りに当確ランプをともすことを誓った。

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キャンプ中から好調を維持する河野に慢心はない。対外試合では今季初先発となるDeNA戦へ向けて「しっかり5回を投げきりたい。オープン戦といっても自分をアピールする立場。まずは勝ちに結び付ける投球をできたら」と、開幕ローテ入りをつかむために必要なテーマを設定した。

目指すターゲットは変わらない。「そこに向けて今、やっている」と話すのは、開幕2戦目となる27日楽天戦の先発。田中将の先発が内定している試合で投げ合うために、マー君スピリットを持ってマウンドに上がるつもりだ。

河野 僕は(田中将のイメージは)打者に向かっていく姿勢、気迫が一番印象に残っている。打者を見下すじゃないですけど、それくらいの気持ちで自分もいけたら。

強気なメンタルをベースにアピールのために必要な結果を残す。1年目の昨季に痛感した、勝つために大事な姿でもある。「去年までは『打たれるのが怖い』と、投げる制球力もないのに厳しいコースを狙って投げてボールになったり甘くなったり、自分をきつくしていた投球だった」。

直球に強さが増した今季は大胆にストライクゾーンに投げてファウルや空振りを取れるようになった。ここまで実戦4試合で計10回を無失点投球。「ぶれずに真っすぐで打ち取れるような準備をしっかり」と投球スタイルの確立も間近。熱い気持ちを体現して、開幕ローテの競争を抜け出す。【木下大輔】

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