日本ハム中田翔内野手(31)が2人の元メジャー右腕からメジャー級の放物線を2本描いた。

初回に楽天田中将大投手(32)から先制1号2ランをバックスクリーン左へぶち込み、6回には牧田和久投手(36)が投じた112キロのスライダーを左翼5階席へたたき込んだ。2本目の1発は打った瞬間にアーチを確信し、打席からゆっくり歩きだして打球の行方を見守った。「完璧。上沢が頑張っていたので、追加点を取ることができてよかった」とエースを援護。開幕から出場17試合連続ノーアーチと苦しんだ中田が、吹っ切れたように今季初の1試合2本塁打をマークした。