首位快走中の虎にショックが走った。阪神ジョー・ガンケル投手(29)が出場選手登録を抹消されることが9日、決まった。先発したDeNA戦(横浜スタジアム)の投球中に右肩の張りが出たもよう。矢野監督は試合後、「いったん抹消はする」と明言した。

黄色に染まった左翼席がザワついたのは4回裏だ。ガンケルが姿を見せず、2番手馬場がコールされる。助っ人右腕の体に異変が生じていた。3回まで4安打1失点と粘投。毎イニング長打を浴びながら、3回は無死二、三塁の大ピンチを無失点で切り抜けていた。ただ、三塁ベンチ内で右肩をさする場面もあり、降板を余儀なくされた。

今季はここまで無傷でリーグ最多タイの5勝、防御率2・35。勝ち頭の離脱は痛い。指揮官は今後については「明日病院に行って、そこからの判断になる」と話すにとどめた。