楽天涌井秀章投手(35)が中14日で先発し、6回91球7安打2失点で勝利投手の権利を持って降板した。

立ち上がりはややばたついた。1死から藤原に安打、二盗で得点機を作られ、中村に適時打を許す。1死を挟み、2死二塁からレアードにも適時打を打たれ、この回2失点と先制を許した。

それでも2回以降は直球を低めに集めた。2~4回は1安打無失点。チームが1点を勝ち越した直後の5回、先頭藤岡の左翼線二塁打、荻野のセーフティーバントで無死一、三塁とピンチを招いた。それでも一走荻野をけん制で刺し、藤原は遊ゴロ。最後は中村奨を二ゴロに仕留め、難を逃れた。

6回を投げ1点のリードを保ったまま、救援陣へ後を託した。

6月18日オリックス戦で4回5失点で5敗目を喫し、翌19日に移籍後初の登録抹消。2軍戦登板を挟まず、中14日で臨んだマウンドを終え「初回、あたふたしましたけどね。結果的に6回をしっかり投げ切れましたし、ゲームを作れて良かったです」と淡々と振り返った。