西武は5日、多和田真三郎投手(28)、大窪士夢投手(21)の2選手に来季の契約を結ばないことを通告したと発表した。

多和田は15年ドラフト1位で西武に入団。18年には16勝を挙げ、最多勝を獲得した。19年には開幕投手を務めたが、シーズン途中に自律神経失調症でチームを離れ、契約保留選手で越年。昨年7月30日に支配下選手登録された。今季は育成選手で契約したが、イースタン・リーグでの登板はなかった。

大窪は北海高から、18年の育成ドラフト2位で西武に入団した。3年目の今季は、シーズン途中にBC武蔵に期限付きで派遣。イースタン・リーグでは16試合に登板し、1勝0敗1セーブ、防御率3・58だった。

大窪について、渡辺GMは「3年間、支配下にというところで頑張ってくれてはいたんですけど、戦力外という決断に至りました。独立リーグにも行って、頑張ってくれてはいたんですけど、契約はしないということです」と説明した。

多和田に関しては「ずっと頑張ってくれてはいました。育成選手になって、何とか復帰を目指してましたけど、今年1年間、実戦にあがれない状況というのもありましたし、なかなか復帰ができなかった。最多勝も取ったり、6年間ライオンズのために頑張ってくれたんですけど、プロとして、試合にのっていけないというところで判断をして、戦力外に至りました」と話した。