日本ハム高卒ルーキーの細川凌平内野手(19)が4回に楽天の2番手、西口直人投手(24)からプロ初安打を放った。

この日、プロ初昇格で「8番遊撃」で即スタメン起用された。2回の第1打席は西口に直球を続けられて空振り三振。4回の第2打席も直球攻めで追い込まれたが、4球目の146キロ直球をミートし、鮮やかに中前へはじき返した。二盗も試みたが失敗。初盗塁はお預けとなった。

栗山英樹監督(60)は試合前にスタメン起用を明かした上で「チームが大きく変わろうとしている。レギュラーを取れる選手なんですか、というのを見極めていかないといけない。彼が何を見せるのか。逆にこっちが期待するのではなくて、そんなのを超えるものを見せなければ何もならないだろ」と、期待していた。

今季は6月2日に右手有鉤(ゆうこう)骨の鉤切除術を受け、8月下旬に実戦復帰するまではリハビリ生活も経験。イースタン・リーグでは28試合出場、118打席で110打数23安打、打率2割9厘、1本塁打、10打点を記録した。

◆細川凌平(ほそかわ・りょうへい)2002年(平14)4月25日、京都府出身。小学2年で野球を始め、中学3年時にはボーイズリーグ日本代表で世界一。智弁和歌山では1年から中堅手のレギュラーとなり、2年で遊撃手へ転向。3年時には主将を務め、甲子園には1年夏、2年春夏、3年の交流試合に出場した。50メートル5秒8の俊足。20年ドラフト4位で日本ハムへ入団した。昨年12月には母校で憧れのイチロー氏から指導を受けた。実家は京都・嵐山で「琴ケ瀬茶屋」を営む。保津川下りの客船にボートを使って食事や飲み物を販売する、1919年(大8)から続く老舗。174センチ、75キロ。右投げ左打ち。

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