巨人が2連勝で勝率を5割に戻して3位を確定させ、クライマックスシリーズ(CS)進出を自力で決めた。

本拠地最終戦で、首位ヤクルトに完勝。丸佳浩外野手(32)が初回の先制3ランを含む2本塁打。打線は5回、6回、7回と着実に中押しを決め、9月22日広島戦以来の2ケタ得点をマーク。先発のエース菅野智之投手(32)は5回1失点で、チームの先発投手としては23試合ぶりの白星となる今季6勝目を挙げた。

今季限りでの現役引退を表明した亀井善行外野手(39)は負傷明けで1軍に合流。5回に代打で登場し三ゴロ、6回に右翼の守備で一度は慣れ親しんだ右翼についた後、原監督から交代を告げられた。巨人を支えた背番号9の節目の一戦で投打がかみ合い、残り2試合にして「下克上日本一」への挑戦権を手にした。

試合終了直後の、原辰徳監督(63)の主な一問一答は以下の通り。

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-序盤からいい攻撃

そうですね。なかなかこういうゲーム展開っていうのがありませんでしたね。1、2、3番で3点だもんね。この上ない得点になったでしょうね。

-丸は状態が上がってきた

ね! だいぶボールも飛ぶようになってきたしね。一生懸命、ティーを上げたかいがあったよ(笑い)。

-菅野は5回1失点

久しぶりに先発に勝ちが付いたっていう状態。呼び水としたいですね。

-五回の好機で代打亀井。直後の守りで亀井を慣れ親しんだライトに。粋な計らい

そうですね。そのくらいはみんなやるでしょう(笑い)。

-CS進出が決定

時期的にどうかというのはともかくとしてもね、まだ残されたチャンスをいただけた。チャンスをいただけたということに対してはね、みんなの力で勝ち取ったと。そこをエネルギーにまた変えていくということですね。