阪神高橋遥人投手(25)はクライマックスシリーズを照準に調整を続ける。

上肢のコンディション不良から9月上旬に1軍復帰して、7試合に先発し4勝2敗。うち5度が無失点で、防御率は1・65という安定ぶり。ただ、前回21日中日戦は完封目前の9回に左肘に違和感が出て降板していた。

高橋はこの日の練習で元気にキャッチボールをしていた。矢野監督は現在の状態について「むちゃくちゃ悪いわけじゃないし、むちゃくちゃいいというわけでもない。無理はさせられないかな」と説明した上で、26日中日戦でブルペン待機させない考えを示した。

シーズンは出遅れたが、リーグ終盤に加わって2度の完封勝利など、優勝争いするチームの救世主的存在となった。リーグ戦が終わっても、ポストシーズンでの活躍は不可欠だ。左腕は焦らずコンディションを整えて11月からの戦いに臨む。

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