オリックス山本由伸投手(23)が22日、シーズンで最も優れた先発完投型の投手に贈られる「沢村賞」を受賞した。選考基準の全7項目中、5項目をクリア。今季は自身初の開幕投手も務めた。最終成績は26試合に先発して18勝5敗、防御率1・39だった。

 

球界最高先発投手の称号である「沢村賞」を複数回受賞した名投手は、過去に14人いる。

★杉下茂(中日) 51、52、54年の3度受賞。54年は27完投で32勝を挙げ、防御率1・39と安定感を示した

★別所毅彦(巨人など) 同賞が制定された47年の最初の受賞者。さらに33歳となった8年後の55年に2度目の受賞

★金田正一(国鉄など) 56~58年に史上唯一の3年連続受賞

★村山実(阪神) 59年に初受賞すると65年は25勝、66年も24勝を挙げて3度受賞

★堀内恒夫(巨人) 選考委員会の現委員長。ルーキーイヤーの66年に16勝を挙げて初受賞すると、72年にも2度目の受賞

★高橋一三(巨人) 69年に22勝を挙げて初受賞。同年の日本シリーズでは胴上げ投手となった。73年に2度目の受賞

★小林繁(巨人など) 77年に初受賞すると、“江川事件”で阪神にトレード移籍した初年度の79年に2度目の受賞

★北別府学(広島) 82年に20勝を挙げて初受賞すると、86年に2度目の受賞

★斎藤雅樹(巨人) 11試合連続完投勝利を記録した89年のほか、95、96年にも受賞

★上原浩治(巨人) ルーキーイヤーの99年に20勝を挙げて初受賞。02年にも204イニングで17勝を挙げ2度目の受賞

★斉藤和巳(ソフトバンク) 先発登板16連勝を記録した03年に初受賞。投手5冠に輝いた06年に2度目の受賞

★田中将大(楽天) 11年に19勝を挙げて初受賞すると、13年には24勝無敗、勝率10割で2度目の受賞

★前田健太(広島) 10年に史上最年少の投手3冠を獲得し初受賞。メジャー移籍前年の15年に2度目の受賞

★菅野智之(巨人) 17年の初受賞は平成生まれ初めての受賞者となった。翌18年に連続受賞