阪神は18日、新外国人としてカイル・ケラー投手(28=前パイレーツ)を獲得したと発表した。

年俸110万ドル(約1億2100万円)の単年契約で、背番号は「42」。身長193センチの最速157キロ右腕で、メジャー通算44試合に救援登板し、1勝1敗、防御率5・83。今季球団外国人最多42セーブを挙げて2年連続タイトルに輝いたスアレスがパドレスに移籍したため、岩崎らとともにクローザー候補として期待される。球団を通じて「タイガースを日本一にするために、自分のベストを尽くし勝利に貢献したいと思います。伝統ある甲子園球場で、たくさんのファンのみなさんの前でプレーすることを楽しみにしています」とコメントした。

ケラーについて、矢野監督は「(藤川)球児の真っすぐもそうやけど、角度というのが打者の錯覚を呼ぶ。縦変化というのは錯覚を呼びやすい」と長身から繰り出す縦のカーブを評価。「もちろん真っすぐの力もあるし、トータルとしてすぐポンと当てはめた中でやってくれる力はあるんじゃないか」と期待した。

◆カイル・ケラー 1993年4月28日生まれ、米ルイジアナ州出身。サウスイースタンルイジアナ大から15年ドラフト18巡目でマーリンズと契約。19年にメジャー昇格。メジャー通算44試合はすべて救援登板で1勝1敗、防御率5・83。193センチ、86キロ。右投げ右打ち。

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