指揮官もノリノリ! ソフトバンクは14日、今季のスローガン「もっと!もっと!もっと!」を発表した。ペイペイドームで会見した藤本博史監督(58)は「すごく勢いがある。飛び出していきそう。いい言葉だと思います」と、お気に入りの様子。ポーズを求められると「やるとしたら…ふじもっと!」と右手を突き上げた。即興で生みだし「いいですね、ふじもっと!」とニッコリ笑った。

数百の候補から、球団関係者と話し合って決定したという。「僕の思いも言って、いろいろ考えてもらいました」。新監督として、昨季の4位からの王者復活を目指す立場。「もっとがむしゃらに、もっとハングリーに、もっとパワフルに。もっともっともっと頑張って、日本一を目指して頑張っていきます」と、意気込んだ。

2軍監督から昇格という経緯もあり、藤本監督は再三「若手のアピール」を求めてきた。新スローガンには当然「もっともっと競争しよう。もっともっとアピールしようという意味もある」と説明。さらにベテランの和田や松田に対しても「まだまだもっともっとできるんじゃないかな」。発表初日から口癖のようにスローガンを“愛用”した。

過去のスローガン「熱男」や「鷹く!」などを進化させる狙いもある。「『もっと熱男』や『もっと鷹く!』などの『もっと』でもあると思う。僕は気に入っています」。今年のソフトバンクは「もっと」強くなり、覇権奪回に挑む。【只松憲】