開幕投手に内定している中日大野雄大投手(33)が、阪神打線を相手に6回5安打2失点と試合を作った。

6回中5イニングで塁上に走者を背負ったが、2失点に食い止めた。5回にはこの日最速の145キロもマークし「まだ体的には投げられる感じやったんで、そこは1つクリアできた」。スタミナ面には合格点をつけた。

【ニッカン式スコア】阪神ー中日 詳細スコア

昨季の左打者との対戦被打率は3割3厘。この日は近本、木浪に単打、佐藤輝に先制犠飛を打たれた。「左打者は課題。内角への厳しい球を投げていけたら」と、修正点も頭に入れた。

立浪監督も「点も取られたが、4、5回あたりでスピードも出だしていい感じ。非常に期待が持てる。もう1回(登板が)あるが、託している」と、3・25開幕巨人戦へ全幅の信頼を寄せる。大野雄は「納得した、いい形で開幕を迎えられるように調整していきたい」と、残り2週間を切った自身4度目の大役を見据えた。