今季いまだ1勝で最下位と苦しむ阪神が、12日から始まる敵地での中日3連戦に向けて、本拠地甲子園で投手指名練習を行った。

新型コロナウイルスの陽性判定を受け出遅れていた青柳晃洋投手(28)が合流。西勇輝投手(31)、伊藤将司投手(25)、藤浪晋太郎投手(27)、ジョー・ガンケル投手(30)も参加した。

15日巨人戦での今季初登板が見込まれる青柳は、久々の甲子園でキャッチボール、ノックなどで汗を流した。また、中5日で14日の中日戦での登板が濃厚な藤浪もキャッチボールなどで調整した。

阪神は10日に秋山拓巳投手が出場選手登録を抹消された。開幕ローテを担った小川一平投手(24)、桐敷拓馬投手(22)もすでに中継ぎへ配置転換されている。

苦しい台所事情だが、5日のDeNA戦では西勇が完封勝利。6日同戦は伊藤将が9回1失点、10日広島戦はガンケルが7回1失点と先発の役割を十分に果たした。そこに昨季13勝で最多勝の青柳が加わり、巻き返しへの期待が高まる。