ソフトバンクが、首位を争う楽天とのカードで3連勝した。先発和田毅投手(41)は6回1失点で日米通算150勝を挙げ、通算奪三振も1762個に伸ばし、杉浦忠を抜いて球団新記録となった。藤本博史監督(58)の、試合後の一問一答は以下の通り。

-楽天に3連勝

「この3連戦はつなぐ野球ということを考えていたんですけど、1発がね。ホームランの得点がすごく多かったんでね、ホームランの魅力というのはすごいですね。そういう風に感じました」

-和田が好投

「5回までビシバシだったんですけどね。ちょっと背中の張りが。年齢とともに、体力的なところが落ちてきてるのかなという感じがあるんですけど、本当にここまで先発した試合はほとんどゲームを作ってくれている。頼もしい存在ですね」

-モイネロも9回をしっかり抑えた

「あれくらいのテンポで投げてくれれば、相手が嫌がってくれていると思う。今日をきっかけに、次戦からもいい形で投げてくれれば」

-和田は8奪三振

「やっぱり球のスピン量が多いのかな。空振り取れるからね。それだけボールのキレがいいんでしょうね」

-背中の張りはいつから

「5回行くときくらいからですね。なんとか行けるところまで行きます、というところで。ヒットも打たれてなかったんでね、代えるのもね。本人も張りくらいだったら、行きたいでしょうから。6回にホームラン打たれて、その後を抑えて帰ってきたときに、どうするかという話をしたら、本人も張りがあるからということでね」

-野村勇は6号本塁打

「意外性を持ったね。入ってくる球には強いですよね。積極性もあるし、足も速い、肩も強い。これでコンタクトできたら、すばらしい選手になるんじゃないですか」

-グラシアルは左手首を気にしていた

「ちょっと違和感がある。前回からなんですよ。ホームランの前にファウルしたときに、ちょっと時間取ってましたよね。あそこでなんかおかしいなと思って、トレーナーに聞いたら、違和感があるということでね。痛めたわけじゃなくて。そこまで重症じゃないんでね。当然、オリックス戦は頭から行けると思うので、前もって休ませただけですね」

-三森が適時三塁打

「三森も昨日ヒット打って、今日タイムリー出たことで上がってくるんじゃないですか。1番に固定できそうな感じはしますね。三森が1番で開幕から引っ張ってくれたわけやから。固定できるのが一番ベストな打線になると思う。1番、2番、誰にしようかといつも考えていたんでね。はまってくれたら打線も組みやすくなると思います」

-少なかった適時打での得点

「今日はうまく三森のところにつながった。甲斐も自分からセフティーバントをしてくれたし。あの1点も大きいと思いますよ。今、後ろの投手が疲れてきているところもあるんで、大きかったと思います」

-7回に甲斐野が登板

「今日は又吉はベンチを外れているんで、8回藤井、9回モイネロと決めていた。7回は津森と嘉弥真、甲斐野というところで考えていた。打順を見て、いいところからだったんで甲斐野で行きましょうと。そこで左につながった場合は嘉弥真に、と試合前からシミュレーションで決めていた」

-いい形でオリックス戦に

「この3連勝は大きいですよね。オリックスもまたいい投手が来ると思うので、そこに向けてまたいい形で大阪に移動できると思います」

【ニッカン式スコア】19日のソフトバンク-楽天戦詳細スコア