阪神新外国人のアデルリン・ロドリゲス内野手(30=パドレス3A)が今後1軍昇格を果たした場合、「一塁ロドリゲス、左翼大山」が最有力プランとなりそうだ。矢野監督が9日、新助っ人のポジションを「基本はファースト」と明言。現在一塁を守っている大山については三塁復帰を「(負傷している左膝の影響で)ちょっとしんどいんちゃうかな」と表現した上で「膝のことを考えてもレフトの方がいいかなと思っている」とイメージした。

マイナー通算215本塁打の大砲候補は前日8日、ドミニカ共和国から来日。近日中に入団会見を行い、1度1軍甲子園練習に参加した後、2軍で状態を上げていく見込みだ。指揮官は「こっちも空けて待っているわけじゃない。2軍でしっかりしたモノを見せてくれて、という順番になる」と説明。まずは今月中旬の実戦デビューを経て、球宴前の1軍昇格を目指す。

矢野監督はロドリゲスの外野守備については「ほぼ難しいんじゃないか」と否定的。右足のコンディション不良からの1軍復帰を狙うマルテも一塁を主戦場としており、2人の動向次第で、左翼大山の機会が再び増えそうだ。

◆アデルリン・ロドリゲス 1991年11月18日、ドミニカ共和国生まれ。セントロ・エデュカティボ・ロス・パルマレス高を経て、08年にメッツと契約。マリナーズ、オリオールズ、パドレスなどのマイナーを経て20年はオリックスでプレー。21年はタイガース、今季はパドレスのマイナーに所属。マイナー通算1219試合に出場、1253安打、215本塁打、839打点、打率2割7分1厘。192センチ、95キロ。右投げ右打ち。

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