2006年(平18)夏の甲子園に静岡商のエース左腕として出場した大野健介氏(32)が、13日の日本ハム-楽天戦(静岡市・草薙球場)で始球式を務める。早大、社会人のヤマハで投手を続け、昨季限りで現役を引退。ヤマハ社員として臨む“大役”に向けて、現在の心境などを日刊スポーツに語った。
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-始球式では、どのユニホームを着ますか
大野氏 日本ハムのユニホームをお借りして、投げます。現役を引退後、ほとんど投げていないので、球速は出ません。ストライクを投げることが目標です。ホームまでちゃんと届くか心配です…。
-日本ハムと楽天には、特に注目する選手や、お世話になった指導者はいますか
大野氏 楽天に早大の1学年上で、とてもお世話になった福井(優也投手、34)さんがいます。福井さんの投球に注目しています。
-現役時代に草薙球場では何度も投げていると思いますが、同球場への思い入れがあれば、教えてください
大野氏 高校時代、草薙球場で成長させてもらえたことで、その後のキャリアにつながったので、私にとっては大切な場所です。その球場でプロの試合の始球式をやらせていただけることは、本当に幸せなことです。
-現在、ヤマハではどんな仕事をされていますか
大野氏 コーポレートサービス物流事業部で、委託先の倉庫や運送事業者と連携し、ヤマハの商品の移動を管理しています。
-最後に、今後はどのように野球と関わっていきたいですか
「静岡アオイ病院ニーハオ」(静岡市)という軟式野球チームに所属しているので、プレーは続けます。静岡商高には月に1度は訪れて、指導しています。選手たちが少しでもレベルアップできるように、指導を続けていきたいです。
◆大野健介(おおの・けんすけ)1989年(平元)10月9日、東京・中野区生まれ。小2から野球を始め、中2で静岡市に転居。静岡商高では1年夏からベンチ入り。2年春からエースを務め、夏には同校32年ぶりの甲子園に導いた。1回戦で八幡商(滋賀)を8-2で下し、2回戦で福知山成美(京都)に0-4で敗れた。ピンチでも笑みを絶やさないため、「ほほ笑み王子」と呼ばれ、人気者になった。3年夏は県大会準優勝。早大では2年春からリーグ戦に登板。4年秋に最優秀防御率(1・53)。2012年にヤマハ入社。主に中継ぎ投手として活躍し、都市対抗に10年間で8度出場。



