オリックスが4連勝を飾った。同点の8回に吉田正尚外野手(29)の20号決勝ソロで接戦を制し、4連勝。ソフトバンクも勝ったため首位奪取はならなかったが、昨季王者が連覇に向けて止まらない。

中嶋聡監督(53)は主砲の1発に興奮気味だった。「本当に、大きい本塁打と思うし、すごい(飛距離)でっかい本塁打。すごい音がした」とびっくり。前日19日のソフトバンク戦も3連勝に導く9回同点打。4打点の活躍だった。

主砲は9回にもダメ押しの左犠飛。負けられない戦いの中での暴れっぷりに「(シーズンの)勝負どころというか、そこでしっかり調子を上げて、集中力を上げてというのはさすがだなと思う。頼もしいですよ」と最敬礼だった。

先発の山崎福也(30)が7回途中まで2失点。ベテラン比嘉幹貴投手(30)が流れを止める好救援を見せた。8回は本田仁海(23)が抑え、9回は3連投の山崎颯一郎(24)が締めた。「全員よく頑張った。1つのアウトをよく取って帰ってきた。その積み重ねだと思う」と、投手陣の踏ん張りをたたえた。

6回のチャンスでは鳥の大群が来襲。21分間の中断があったが太田椋内野手(21)が再開直後に適時打。「長かったですもんね、だいぶ。本当にめったにないこと。初めて見ました」と苦笑いした。

ソフトバンクにゲーム差なしで追走。残りは5試合になった。

「もう、1つ1つ全部いく(勝つ)つもりだし、いい集中力で戦ってくれている。何とかいいことが起きればいいなあと。気を引き締めて1つ1つ勝っていきます」と締めた。

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