ロッテ荻野貴司外野手(37)が12日、ZOZOマリンで来季の契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1億円(推定)でサインした。単年契約となる。
プロ13年目の今季は、コロナ療養やわき腹痛などで出遅れ、5月下旬に1軍合流。それでも89試合に出場し、打率3割1分をマーク。盗塁王を獲得した高部とともに出塁役を担った。
昨季は全143試合に出場したものの「去年のシーズン終盤くらいに、右ヒザがちょっと動かなくなって、それがオフにも取れなくて。キャンプにも響いたかなという感じでした」と振り返り、現状については「今年はそれに比べてすごく体の状態はいいので、できるだけしっかり今のうちに動いて」とランメニューなどでトレーニングを続けている。
同じ外野手の高部が今季、25歳で盗塁王を獲得した。自身も25歳の入団1年目に25盗塁をマークし、ケガに苦しみながらも、ここまで通算259個の盗塁を重ねてきた。
1年目を振り返った。
「走ることしかできないと思っていたので。走らないとアピールもできないし、そこしか勝負するところがなかったので。多少体がしんどくても、1年目がガムシャラに行ってたので」
高部の姿を見ながら、よく伝えているという。
「僕の反省を生かして。あまり無理すんなよ、というのはいつも言っています。走りすぎると体の負担がすごい大きいので。走りたい気持ちは分かるんですけど、そこで走らないという選択肢もあるぞ、という話はいつも」
駆け抜けて、来季は38歳になる。「プロ入ってからリーグ優勝というのを経験したことがないので、まずはそこを目指して、そこに行くためにしっかりチームに貢献したいなと思います」と誓い、色紙には「勝」の1文字をしたためた。優勝と、もう1つ。
「角中勝也の勝。角中勝也にも頑張ってほしいから」
生え抜きベテランの仲間をいじって、会見場を後にした。【金子真仁】



