東都大学リーグの駒大が7日、東京都内の同大グラウンドで始動。

大森廉也外野手(3年=市船橋)がプロ志望を明かした。

「今年はプロ野球選手になりたいという目標が強かったので、年末年始もしっかり練習をした。今日はいつも通り動けました」。打撃練習では、力強いスイングで、次々と長打を飛ばした。

幼なじみに影響を受けた。ロッテ池田とは幼少時から家族ぐるみの付き合い。21年、池田がドラフト2位でプロ入りを果たすと、大森の心にスイッチが入った。「身近な人がプロ野球選手になって、単純にかっこいいな、と思ったのが1番。僕もそうなりたい」。ドラフト指名後には、「オマエもプロになれ。期待しているぞ」と背中を押された。

昨冬は体重管理からウエートにも力を入れた。「体重を3キロ増やし、シーズン中、体重を落とすことなく戦えたのが1番」と、持ち前の長打力を発揮し、春季リーグ戦では首位打者を獲得。大きな自信を手にした。

「今春、もう1度首位打者をとりたい。その次は日本代表に入って活躍する。そして、ドラフトで指名される。それが僕の今年1年です」。目標とする池田と同じ舞台へ。大森の未来予想図はしっかりと見えている。【保坂淑子】