日本ハム、侍ジャパンで監督として大谷翔平投手(29)とともに戦った栗山英樹氏(62)が11日、同投手にとっての「二刀流」の意味を語った。
大谷はドジャースへの移籍が決まったが、今年9月に右肘を手術しており、来季は打者専念となる。では、打者1本でいった場合、どれほどの成績を残せるのか? 二刀流で本塁打王を取れたのだから、もっとすごいことになるのか?
だが、栗山氏の考えは異なる。
「2019年もそうでしたけど、意外とひとつに絞ったときに、それが本当にいいかどうか、僕はちょっといろんなことを思っている。彼にとって本質は二刀流なので、ひとつに絞ったから数字が思い切り上がるかって、必ずしもすぐにそうはならないって可能性が、本人ともいろいろ話す中である」
エンゼルスで打者に専念した19年は、前年の22本塁打を下回る18本塁打だった。二刀流をしているからといって、投打どちらかの成績にマイナスの影響を与えるものではない、ということ。さらに「二刀流が進化する可能性。年齢を重ねていって、長く翔平がやれると仮定した時に、今年は打者だけ、投手だけという二刀流みたいなのもあるかもしれない」と、二刀流自体が発展していく可能性に触れた。「僕はどっちかを選ぶ選択肢というのは今でも考えていないし、彼の本質が、二刀流が、彼を生かしているし、彼のモチベーションを上げているし、難しいことをやり続けることが彼の進化を止めないことだと僕は思っている」とも強調した。
もちろん、打者に専念する来季への期待も大きい。「本質」である二刀流ではなくても「それを今回超えて、またなんか、やっぱそうだった? みたいな感じの翔平を僕は見たい」と、打者1本での活躍も信じている。さらに「ワールドシリーズで勝たせてあげたいなあって。いや、勝たせてあげたいじゃないですね。自分が勝たせるんだと思ってやってくれるはずなので、そういう姿を見たいです」と、ワールドシリーズ制覇の瞬間も思い描いた。
この日は、都内で行われた「第20回タニタ健康大賞」贈賞式に出席した。



