“ナベU”こと西武渡辺勇太朗投手(23)が今季初勝利を挙げた。

初回から直球が150キロ前後をマークし、カットボールの制球も抜群。1発のある日本ハム打線を、しっかりと抑え込んだ。「まっすぐがけっこう良かったんで、つかまるまではどんどん押していこうとマッキー(牧野)と話していました」。つかまらずに、6回途中まで投げた。

牧野とは同学年で、同期入団になる。牧野の涙には「僕も泣きそうになったんですけど、泣きはしなかったです」と笑う。苦労はもちろん知っている。牧野はトミー・ジョン手術を選択し、自身はエース候補とされながら時に3軍調整になることさえあった。

それが堂々たる投球に。「何がキッカケか分からないんですけど、自分がチームを勝たせるっていう気持ちが芽生えてきて。代役とかじゃなく、自分はローテーションピッチャーというふうに自信をもって、毎回臨んでいます」と大きな体で胸を張る。

エース格に期待されていた高橋光成投手(27)が0勝8敗で2軍落ちしている苦しい現状にある。「光成さんもうまくいくシーズンばかりではないと思うので。光成さんが一番分かってると思うので」。

高橋と自主トレをともにした弟子の好投で、再び勢いをつかみたいところ。“ナベQ”こと渡辺久信GM兼監督代行(58)も「ピンチでも冷静に立ち向かっていった」と一本立ちしつつある右腕をたたえていた。【金子真仁】

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