7月7日生まれのオリックス大里昂生内野手(25)が神戸の夜空の下で白星をオリ姫たちに届けた。6日の日本ハム戦(ほっともっと神戸)でプロ初スタメン。初安打を記録し、初タイムリーも放つなど3打数2安打1四球1打点の活躍を見せた。

プロ2年目の昨季は、23年4月に支配下登録を果たすも、翌月に左肩関節亜脱臼でファーム暮らしが続いた。身長178センチ、体重76キロのスマートな体格ながら、誰よりも情熱をたぎらせて生きてきた。

盛岡大付(岩手)時代から、陽気で人なつっこい、憎めない愛されキャラとして、親しまれる。

チャーミングな笑顔と、おおらかな性格。本人も自認するのか、大学時代は「オレがプロになったら、ファン増えます!」と冗談半分? の満面の笑みで宣言。いつもの大里節で周囲を和ませた。

東北福祉大時代に監督として指導した元西武の大塚光二氏(56)は、忘れられない思い出がある。

大学3年時に野球への姿勢に対し、指揮官と意見が衝突して試合途中にもかかわらず帰宅。仲間の後押しを受け、後日指揮官のもとへ頭を下げた。「『申し訳ないです』って。僕は、思っていることを顔に出してもかまわへん。理解せずに『はい』って言うのは、ほんまにわかってる? って思う。今は指導者とぶつかる時代じゃないけど、ぶつかる方がいい」。熱くてまっすぐ。今でも忘れられない教え子だ。

「あいつは苦労人。『どうしてもプロに行きたい』と育成で行かした」。進路で頭を悩ませたのは過去の話。初物づくしの大里に、愛のある辛口エールを送った。「『(記念の)ボールはいらんわ、実家に送っとけ(笑い)お父さん、お母さんに贈っておけ(笑い)』。プロの第1歩か半歩かもしれんけど、2000本は無理でもたくさんヒットを打つことを頑張ってほしい」とねぎらった。【中島麗】

◆大里昂生(おおさと・こうせい)1999年(平11)7月7日生まれ、岩手県出身。盛岡大付-東北福祉大を経て、21年育成ドラフト3位でオリックス入団。23年開幕直後に支配下昇格されたが故障に泣き、同年は5試合の出場に終わった。178センチ、76キロ。右投げ左打ち。

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