阪神伊藤将司投手(28)が粘りの投球で4試合ぶりの4勝目を手にした。3者凡退は1度だけ。6回、7回は先頭打者に安打を浴びたが、ともに併殺でピンチを脱した。再三走者を背負ったが要所でギアをアップ。「ランナーを背負ってもゲッツーとかで抑えられた。よかったと思います」と胸を張った。

4回は3番オースティンに先制ソロを浴びたが、失点はこの1点のみ。7回5安打1失点。6月7日西武戦以来、約1カ月ぶりの白星には「ホッとしています」と笑みがこぼれた。

初回から冷静だった。先頭梶原に中前打を許し、初球から二盗を決められて無死二塁。いきなり先制のピンチとなった直後だった。セットポジションからクルリと体を180度反転させ、二塁へけん制。際どい判定はリプレー検証で覆り、アウトに仕留めた。「あそこでアウトを取れたのは非常に自分の中でも大きかった」。自らピンチをしのぎ、流れに乗った。

直近2戦連続で4点以上を献上していたがしっかり修正。岡田監督も「初回乗り切って、2回以降は低めに集まった」と尻上がりの内容を評価した。久々の白星で弾みをつけ、次戦で連勝を目指す。【波部俊之介】