阪神が先発西勇輝投手(33)の好投も実らず、今季15度目の完封負けを喫した。これで3カード連続で初戦黒星。首位広島がDeNAに勝利したため、阪神の自力優勝の可能性が消滅した。
西勇は初回、先頭の丸に中前打を浴びたものの、2死二塁までこぎつけた。しかし、岡本の三塁線へのゴロを佐藤輝が一塁へ悪送球。この間に二塁走者の丸が生還し、先制を許した。それでも安定した投球を続け、2~6回まで1イニング3人で攻撃を終わらせた。この日、1回1/3を投げた時点で14年連続の100イニングに到達。現役最長記録を更新した。
7回1失点と好投した右腕を援護したかった打線だが、中5日で先発した巨人山崎伊を前に沈黙。5回1死で木浪が左前打を放つまで、チームは無安打に抑え込まれた。6回1死から中野が左前打を放つも、続く森下が投ゴロ併殺。7回は代打渡辺、糸原を送るも凡退。3連続代打で送られた島田は右中間へ二塁打を放ったが、近本が空振り三振に倒れて好機を逸した。
完封負けは雷雨で5回コールドとなった7日ヤクルト戦(神宮)以来。高橋遥人投手(28)が復帰戦で白星を飾った前夜から連勝とはならなかった。昨年リーグ優勝、日本一に輝いた阪神の自力優勝の可能性が消滅した。
▽阪神平田ヘッドコーチ(山崎伊に球数を投げさせるも攻略できず)「カウント3-2が多くて、そこまでもっていったんだけど。山崎も全力で来ていたからね。最終的にやられちゃったから何にもならないよ」
▼阪神は今季の自力優勝の可能性が消滅した。阪神は残り37試合に全勝しても、最終成績は90勝48敗5分けで勝率6割5分2厘。広島は阪神との残り6試合に全敗しても、他球団との37試合に全勝すれば91勝47敗5分けで6割5分9厘となり、阪神を上回るため。
▼阪神の0-1敗戦は、7月20日広島戦以来今季6度目。決勝点が失策での0-1負けは22年9月18日ヤクルト戦以来。この試合は先発藤浪の6回の一塁悪送球で失点した。
▼阪神が巨人に0-1で敗れ、決勝点が失策だったのは64年9月3日(甲子園)以来60年ぶり。延長12回に遊撃の吉田義男が1死一、二塁から併殺を狙って一塁へ悪送球。これが決勝点となった。なお阪神は次戦から12勝8敗と持ち直し、大洋(現DeNA)を逆転して優勝を飾っている。



