オリックス曽谷龍平投手が、2カ月のトンネルを抜けた。ここ登板6試合の6連敗を脱出。楽天戦で6回6安打無失点と粘った。7月2日同戦以来の6勝目。安堵(あんど)の表情が広がった。
「ホッとしてます。走者を出しても今日は冷静になれた。矢印を自分に向かないで相手と対戦できた」。6連敗中の合計援護点はわずか1点。この日も2点ながら、必死で守り抜いた。
3者凡退は1度だけ。6回は1死満塁を抑えた。2死からのフランコとの対戦では、うっすらと笑みも浮かべた。「楽しかったというか、絶対抑えて流れを持って来ようと。守備ですけど、攻撃みたいな気持ちになった」と振り返った。
楽天戦に強く5勝目。楽天モバイルパークでは3戦3勝だ。そしてナイターでも強い。6勝中5勝で防御率は1・31。本人は「まったく意識してないです」と笑うが、同3点台のデーゲームに比べて好成績だ。
9日には同学年のチームメート吉田と、甲子園で高校野球を観戦。「思い出せる部分があった。ああいう元気な姿を見て、自分たちもまだまだやれるとあらためて思いました」と気持ちを新たにしていた。
大逆転CSへ、大事な4連戦の初戦を制して4・5ゲーム差に縮めた。殻を破った2年目左腕は「残り投げる試合は全部勝っていきたい」と力強く語った。【大池和幸】
▽オリックス森(1回に先制犠飛)「最低限という形にはなりましたけど、曽谷は特に援護点がなかったので、何とか早いうちに、と思っていました。続けていきたいと思います」
▽オリックス中嶋監督(連敗脱出の曽谷に)「だいぶ丁寧に投げていた。ずっといい投球をしていたので、いつかは(白星が)つくと思っていた。もっとついてもおかしくないピッチャー」



