サヨナラ勝利が決まった瞬間、日本ハム伊藤大海投手(27)の今季3度目の完封勝利も確定した。

「今年一番よかった」。球威抜群の直球、速く鋭く落ちるスプリットに「最近投げ始めたスラッターが今日は操れていた」。9回まで無失点で投げ切ると、新庄監督から「もう1イニング行くけど、握力大丈夫?」と確認されて「全然大丈夫です」と即答。延長に備えていたベンチ裏で水野の劇的一打に歓喜した。

新庄監督もエースに託した試合だった。「今日はどうしても(伊藤に)12勝目を付けたかった」と最後まで投げさせる気だった。「今日うれしかったのは(3回に)伊藤君が野村君の時にハッピーバースデー(の曲)が流れた時にプレートを外して終わるまで待っていた。相手をリスペクトしてやれる。そういうチームになった」。ハーラー単独トップに立った右腕が見せた心の余裕は、チームの成長ぶりそのもの。また1歩、CS進出へ近づいた。

▼日本ハム伊藤がスコア1-0で完封勝利。チームのサヨナラ勝ちで1-0完封は、23年5月9日に大関(ソフトバンク)が日本ハム戦で記録して以来。日本ハムでは95年4月27日近鉄戦(東京ドーム)で田中幸雄のサヨナラ本塁打によりグロスが完封して以来、球団29年ぶり。

▽日本ハム水野(途中出場で今季2度目のサヨナラ打)「今日は(伊藤)大海さんに勝ちを付けたいっていうのが一番でした」

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