巨人一筋24年目の阿部慎之助監督(45)が、広島の夜空に舞い上がった。試合後の歓喜の胴上げ。選手たちの手で現役時代の背番号と同じ、10度押し上げられた。阿部監督の目には涙が光った。
歴史的大混セのペナントレースを今季141試合目で決着させた。敵地で優勝争いを繰り広げてきた広島を圧倒。マジック1で迎えた一戦は、現役時代に幾度となくバッテリーを組んだ先発菅野智之投手(34)が15勝目を挙げ、自力でゴールに飛び込んだ。
7点リードの9回は高梨をマウンドに送った。今季50試合登板に到達すると、2死から守護神の大勢をマウンドへ。盤石のリレーで勝ち切った。
新人監督がチームを20年以来4年ぶりのペナント奪回に導いた。就任1年目でのリーグ優勝は球団では02年原辰徳監督以来6人目。
球団の歴史の中で、2軍監督を経験してから1軍の指揮を執ったのは阿部監督が初めてだった。19歳の浅野や5年目左腕の井上ら、若手を起用しながら勝ち取った頂点。夏場に首位を走った広島、終盤に追い上げた阪神との競り合いを制し、歓喜の瞬間が訪れた。



