ソフトバンク打線が、28日のホーム開幕戦で対戦するロッテ小島和哉投手(28)との前哨戦で苦戦を強いられた。上位打線を中心に仮想開幕オーダーを組んだが、5回1安打無失点の快投を許した。チームとして対小島は通算6勝1敗と得意にしているが、本番3週間前に不安の残る沈黙ぶり。村上隆行1軍打撃コーチ(59)は「眠れない夜が待っている」と話すなど、対策が急務になった。

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開幕前哨戦は小島に完敗だった。28日のソフトバンク戦の先発が内定している左腕に対し、小久保監督は上位打線を中心に“仮想開幕オーダー”を組んだ。「有意義な時間にしたい」と臨んだロッテとの大事な3連戦の初戦。弾みをつけたいところだったが、自慢の強力打線が5回まで1安打無得点と沈黙した。

9年連続の開幕戦白星に向けて対策は急務だ。村上1軍打撃コーチが「多投していた」と話すフォークは、全75球のうち15球を占めた。さらに「去年に比べてフォークの曲がりが少し違う」と証言。5番栗原はそのフォークで第1、第2打席で連続併殺打に倒れた。村上コーチは「今日みたいにならないように、しっかり対策を練っていくしかない。年間で何度も対戦すると思う。眠れない夜が待ってます」と小島攻略に向けて目をこする日々を送る。

ソフトバンク打線は小島をお得意様にしてきた。シーズン通算の対戦成績は6勝1敗で小島の対戦防御率は5・73。昨季も2試合で計13得点を奪うなど、2戦2勝と打ち込んだ。当然、相手も対策を練っていることは想像に難くない。これまでと違う曲がりのフォークがあることを示し、揺さぶってきた可能性もある。

小久保監督は「よかったね。さすが開幕投手。スピードガンよりもベース板で強く感じた」と脱帽した。ただ周東、柳田、近藤、山川は4日から実戦出場を始めたばかりで「まだ出だしの選手が多い。今の時期に球を見られたのはよかった」と悲観することはなかった。いずれにせよ、本番3週間前に、ニュー小島を体感できたのはポジティブ要素。開幕戦の舞台は本拠地みずほペイペイドーム。万全の対策を施し、同じ沈黙は避けたい。【只松憲】

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