中日のベテラン左腕大野雄大投手(36)が4連敗中のチームを救った。6回を74球で2安打無失点。自身も今季4戦目で初勝利だ。「制球はアバウトだったが、散らばって打者も打ちにくかったと思います」。9月で37歳を迎えるシーズン。奪三振王を獲得した20年のころとは、スタイルは違う。

「三振を取れたらいいけど、難しくなってきているのは自分でもわかっている。いかに狙い球と違うか、緩急も少しずつ取り入れている」。安打を許したのは9番投手の大貫と8番石上だけ。100キロ台のカーブも交え、得意のツーシームを生かし二塁すら踏ませなかった。

通算87勝も過去2年はわずか2勝。今年は春季キャンプから結果を残し、6番目の男としてのローテーション入りした。4月は3週目4試合、4週目5試合と変則日程で途中2軍で登板するなど、難しい調整だった。「投げられるだけでありがたい。常に首の皮一枚でマウンドに上がっている」と現状の立場を理解している。前回4月30日阪神戦では途中で足がつり、緊急降板。この日は水を多めに取り、対策した。チームは9連戦を5勝4敗と勝ち越し、借金2。モデルチェンジした大野が、1年間ローテを守り抜き、再び先発の柱に返り咲く。【石橋隆雄】

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