ヤクルトが8回途中、降雨コールド勝ちした。村上宗隆内野手(25)の3年ぶり満塁本塁打など、先発野手全員安打で巨人に大勝した。
村上が“地方ラストゲーム”で大暴れした。1回2死三塁、先制の16号2ランで試合を動かした。さらに4回1死満塁では17号のグランドスラムを決めた。直前、7分間の雨天中断から再開したばかりのチャンスで、最高の結果に導いた。
22年6月23日中日戦以来、通算8本目の満塁弾は、「ぎふしん長良川球場」でのプロ野球通算100号のメモリアルな1本にもなった。今オフにポスティングシステムでのメジャー挑戦を明言する。今季、地方球場では最後の一戦で、大活躍した。
高津臣吾監督(56)は「よく打ちましたね。ちょっと思うことはたくさんあって、ちょっと言葉が悪いですけど、これ(村上)が(前半戦は)いなかったわけなので…。彼がいなかった間、チームにも相手にも与える影響っていうのも非常に大きかったのかなと。今はこうしてチームを引っ張って、ガンガン打ってくれている。残り25試合、突き進んでほしい」とたたえ、さらなる猛打に期待した。
主砲だけでなく、打線全体が活発だった。浜田太貴外野手(25)は猛打賞でチャンスメーク。長岡秀樹内野手(23)は4回1死満塁で右中間を破る2点適時二塁打を放った。ホセ・オスナ内野手(32)は8回無死一塁から2ランを左翼席上段に運んだ。
先発吉村貢司郎投手(27)は打線の援護を受け、リズムよくアウトを重ねた。初回に1失点したが、2回以降は6イニング連続でゼロを並べた。2回1死一塁では又木の犠打を猛ダッシュで捕球し、すばやく二塁送球。併殺をもぎ取った。
7回7安打1失点で約2カ月半ぶりの白星を手にした吉村について、高津監督は「まだ注文を付けたいところはいくつかあるのですけど、あそこまで条件が悪い中で投げたので、結果的にはよく投げた」と、強い雨の中でゲームメークしたことを評価した。
東京に本拠地を置くチーム同士の岐阜決戦。雨脚が強まり、4回途中、8回途中と中断を挟み、再開後の8回裏に再び雨が強まって、試合終了が宣告された。
残り25試合となった。今季限りで退任する高津監督は「火曜日のゲーム前に(退任を)選手、スタッフをみんな集めていろいろ話をさせてもらって、そこから連敗して勝てなかったので、ちょっと影響があるのかなと思ったのですけど、今日、1つ勝ってよかった。いつでも、どんなゲームでも、やっぱり勝つことの難しさと、うれしさを分かち合えたゲームだったと思います」と話した。



