魔球ナックルの使い手、阪神ニック・ネルソン投手(29)がCSファイナルステージ先発へ猛アピールした。4日の敵地中日戦に続き、2戦連続&甲子園初の先発マウンド。5回81球3安打1失点と試合を作り、来日先発初勝利を飾った。

「めちゃくちゃ緊張した」と振り返った本拠地での初お立ち台。「アメイジング! 観客の皆さんの応援の中でチームの勝利に貢献できたこと、すごくうれしいです」。ファンからの声援を心地よく浴びた。

初めて踏んだまっさらな甲子園マウンド。初回、1番岡林への初球に129キロのナックルを選んだ。ストライクゾーンを外れ、最終的に先頭安打を許したが、その後は15個のアウトを丁寧に積み重ねた。2点リードの3回に犠飛で1点を失ったが、数球のナックルに、150キロ超の直球とチェンジアップ、カーブ、スライダーも交えて中日打線を手玉に取った。

高校時代から投げてきたナックルはフィリーズ時代の昨季から本格的に磨いた。球をつかむ右手の人さし指、中指、薬指の爪を伸ばして調整。自身の代名詞に昇格させた。「とにかく前に止めるところが難しいんですけど、捕手の人たちがしっかり止めてくれるので、思い切って投げることができています」。坂本、梅野ら捕手勢に感謝した。

リリーフとして20試合に登板し、1勝1敗7ホールド。前回から先発に転向し、2試合1勝と結果を残した。藤川監督は今後の起用法について「そのあたりは含みを持たせてもらいたい」とけむに巻いたが、先発、リリーフともに数字を残せたことを問われると、ネルソンは「そうですね」とニヤリ。ポストシーズンへ、“二刀流助っ人”は重宝されそうだ。【伊東大介】

▽阪神坂本(先発したネルソンについて)「なんとか、という感じ。ただ、ネルソンはもっと投げられると思います。また、いろんな会話をしながら、もっと良くなるようにやっていきたいと思います」

【関連記事】阪神ニュース一覧