これがホントの神7!日本野球機構(NPB)は25日、記者投票で決まるベストナインを発表し、セ・リーグ優勝の阪神からリーグ史上最多に並ぶ7人が選ばれた。53年の巨人以来72年ぶりの快挙。7人ともが圧倒的な得票だった。三塁の佐藤輝明内野手(26)は97%の得票率でぶっちぎりで初受賞。森下翔太外野手(25)も3年目で初栄誉。投手は村上頌樹(27)以下、3位までを独占した。今日26日のNPBアワードは猛虎軍団が派手に彩る。

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史上最速Vの阪神がまた勲章を手にした。ベストナイン9部門のうち、7ポジション制覇。そのすべてでライバルを圧倒した。

まさに「神7」。意外な初受賞は三塁の佐藤輝だ。40本塁打、102打点と5年目でついに才能が爆発。12球団トップの269票を集めた。2位のヤクルト村上は3票。野球ファンもずっと会いたかった和製大砲は「しっかり1年間、頑張ってよかったなと思います」と喜びをかみしめた。

森下にも初の吉報が届いた。23本塁打、89打点は2位。勝利打点20は佐藤輝に肩を並べるトップ。最もギブ・ミー・ファイブした1人だ。「うれしいです。打撃だけじゃなくて守備、走塁と総合力で選ばれる賞。1年間やってきたことが報われる」と胸を張った。

開幕投手に始まり、ヘビーなローテーションで投げ抜いた村上も初受賞。23年はMVPに輝きながら、ベストナインはDeNA東に譲っていた。今季は最多勝を東と分け合ったが、勝率、奪三振と3冠。ライバルひしめく部門で圧倒的な得票だった。「1年間活躍しないと取れない賞。先発、リリーフと何人もいる中で選んでもらえて良かった」と充実の表情を浮かべた。

阪神勢は防御率1位の才木が2位、50試合連続無失点の日本記録を樹立した石井が3位と3位までを独占。4位東はタイトル獲得でも7票どまり。チーム防御率2・21を誇った鉄壁スタッフを象徴する現象だ。

絶対的な扇の要になった坂本は「すごいうれしい。まだ足りない部分はたくさんあるけど、守備だけじゃない部分も評価していただけたのかな」と喜んだ。

大山は一塁で圧倒的な得票。二塁の中野は牧、吉川らを退けての圧勝。「不動のセンター」近本は5年連続5度目の常連。来季からの5年契約を結び、記録続伸に期待がかかる。

7人はゴールデングラブ賞と同じ顔ぶれ。強固なレギュラー陣が故障なく1年間を戦い抜いた。来季は黄金ルーキー立石らが加わる。まだまだ天井は見えていない。【柏原誠】