阪神でただ1人、契約未更改の佐藤輝明内野手(26)に「自費キャンプ」突入の可能性が出ている。
27日に順調に交渉が進んでいると明かし、合意間近を思わせる一方、キャンプインまでの契約更改については「そこは分からない」と語った。1月中に球団と合意できなければ契約を結ぶまでのキャンプ費用を自己負担することになる。
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選手とNPB球団の契約期間は2月1日から11月30日。キャンプ費用はシーズン中の遠征と同様に球団が全額負担するが、未契約の選手は形式上、選手本人が払わなければならない。宿泊費や移動費、食費など1日おおよそ3~5万円程度とされる。キャンプインから契約日の前日までが対象。
球団との交渉内容にもよるが、自己負担分はのちに返金される可能性もある。
阪神選手の自費キャンプは11年2月の久保康友投手が最後。10年にチーム最多の14勝を挙げた右腕は1月中に合意できず、2月15日に沖縄県恩納村の宿舎でサインした。
07年オフには久保田智之投手が粘った。同年に90試合登板の日本記録を樹立した鉄腕だが、希望額に届かないままキャンプイン。2月15日にようやく合意、18日に高知県内の宿舎ホテルで判を押した。
そのほかにも下柳剛投手や前述の久保が「最終日」である1月31日にキャンプ地でサインしたことがある。
近年、主力選手は球団と早い時期から何度も下交渉を行い、互いの溝を埋めていくパターンが多い。出来高払いなど契約形態も多様化しており、金銭面の紛糾は減っている。
佐藤は昨オフに球団にメジャー移籍願望を伝えている。メジャー移籍に関する話し合いは、平行線をたどって長期化することが多い。



