ボルト級ボディーで世界一だ! 侍ジャパンの阪神石井大智投手(28)が28日、沖縄県内で愛用サプリメントの原料に使われている「クーガ芋」の収穫体験を行った。先乗り自主トレに合わせてチームより早い空路便で南国入り。「クーガ芋」は別名「琉球ヤムイモ」とも呼ばれ、ジャマイカ出身の陸上男子100メートルの世界記録保持者、ウサイン・ボルト氏(39)もヤムイモを常食として強靱(きょうじん)な肉体を作り上げたことで知られる。石井は昨季の夏場以降にヤムイモを使ったサプリメントの接種を始め、「間違いなく体的に変わった」と証言。体力の維持やパフォーマンスの向上につなげ、50試合連続無失点のプロ野球記録を樹立した。
具体的には同種は「ジオスゲニン」と呼ばれる栄養価の高い成分が多く含まれている。きっかけは球団のコンディショニングアドバイザーを務める桑原弘樹氏に勧められたことだった。シーズンオフも睡眠前に毎日接取。「ウエートをする機会も増えて大きな変化は感じました」。ドーピングには該当しないことを証明する正式な検査も受けており、今では欠かせない“相棒”となっている。
日本代表として出場が決まっている3月のWBCにも「持っていきます」と即答。沖縄の恵みをたくさん取り入れ、主将アーロン・ジャッジやカル・ローリー、ブライス・ハーパーらドリームチームで臨んでくる米国打線を封じる意気込みだ。収穫体験の後はトークショーにも参加し「WBCでも連覇がかかる。でも前回と違うのは他の国もすごく力を入れてすごい選手が出てくる。そこに負けないように」と力を込めた。
独立リーグ時代はショウガを収穫するアルバイトで生計を立てた。「思い出しました」と懐かしむ一方、同種の芋は希少価値が高いことも再確認。「大切に食べたい」。29日からはキャンプ地沖縄で先乗り自主トレが始まる。「気温が全然違う。突発的なけがもあるので程よく慎重に」。自ら掘った芋は宿舎へ。体の内部から世界一への準備を整える。【只松憲】



