阪急、近鉄などで監督を務め25日に心不全のため91歳で死去した西本幸雄氏の葬儀・告別式が29日、兵庫・西宮市の斎場で営まれた。球界関係者など約650人が参列した。

 前日本ハム監督の梨田昌孝氏(58)が弔辞を読み「厳しくて、手を抜くと殴られ蹴られもしたが、手の先から愛情やぬくもりを感じた」と語りかけた。日本シリーズに8度進出しながら日本一にはなれなかった「悲運の名将」に最後の別れを告げた。