西武は22日、2年目の相内誠投手(19)が未成年ながら飲酒喫煙していた事実があり、6カ月の対外試合禁止の処分を下したことを発表した。所沢市内の球団事務所で飯田則昭専務が会見した。

 14日に公式ホームページの意見欄に、相内が都内で飲酒しているとの投書があった。球団が相内に確認したところ飲酒の事実を認め、さらに昨年11月、12月にも都内で飲酒をしていたことを明かしたという。同時に喫煙もしていたと明かしたという。入団時に無免許運転が発覚した経緯もあり、球団は22日付で処分を通告した。試合出場の制限のほか、夜間外出禁止や、ユニホーム着用禁止なども検討する。2月1日からの春季キャンプは、B班(2軍)に帯同する。

 飯田専務は相内のコメントとして「このようなことを起こして大変申し訳なく思っております。自分は、いろんな経緯があって入団したわけですけれども、ここまで応援をしていただいた、ファンの方々に誠に申し訳なく思っております。今後このようなことをしないと誓います」と代弁した。

 相内はドラフト指名を受けた後の12年12月4日、東京アクアラインで自動車を運転し、29キロのスピード違反で摘発。運転条件を満たさない仮免許での走行も発覚した。千葉国際高から無期限謹慎処分を受け、仮契約を済ませていたが西武入団交渉は凍結。13年の新人合同自主トレ、春季キャンプは不参加となった。同年3月10日に正式契約。背番号は当初予定の41から71に変更された。同年3月28日、千葉家裁木更津支部で保護観察処分が決定。同年4月12日に初ブルペン。同年8月7日のフューチャーズ戦で実戦初登板。2軍公式戦では6試合に登板し0勝3敗、防御率6・30。同年9月2日に保護観察が終了した。オフにはオーストラリアで開催されたウインターリーグに派遣され、登録名も今季から「誠」に心機一転変更、今季の飛躍が期待されていた。