<中日3-2広島>◇6日◇ナゴヤドーム

 2000安打まであと15本のベテランが大ピンチだ。中日和田一浩外野手(42)が右手首に死球を受けて、右手舟状骨骨折と診断された。7回に広島バリントンの投じた抜け球が右手に直撃した。

 その後も走者として谷繁兼任監督の適時打で決勝のホームを踏んだが、8回表の守備から交代した。

 和田は試合中に名古屋市内の病院で検査を受け、右手に包帯を巻いた状態でドームに戻った。報道陣に囲まれ「はっきりしたことは分からない。痛みがあったけど、走れないわけではなかった。また明日病院に行きます。もうちょっと上手に避けられればよかったけど」と説明した。現時点で全治は不明だが、今季中の大記録達成に黄色信号が灯った。