<オープン戦:オリックス4-3阪神>◇6日◇京セラドーム大阪
TA連弾!
阪神新井貴浩内野手(32)と鳥谷敬内野手(27)が、2者連続アーチをぶっ放した。0-0の4回2死から、3番鳥谷が右翼5階席に飛び込む特大の先制ソロ。続く4番新井も中堅バックスクリーンにアーチをかけた。真弓阪神の新中軸を担う2人が、チームのオープン戦1号&2号をマーク。
スラッガーの嗅覚(きゅうかく)だった。新井は、鳥谷の先制ソロでざわめく球場で静かに狙いを定めた。カウント1-0からの2球目。オリックス近藤が投じたやや外寄りの137キロ直球を、バックスクリーン中段にたたき込む。再びざわめき出した球場でベースを回った。
「ゼロが続いていたので、ホームランというか、長打でも出ればいいなと思っていた。そこでトリ(鳥谷)が打った。(直後に)自分のスイングができた」。
投手の気落ちを見逃さなかった。先発近藤は4回2死までパーフェクト投球。その相手に鳥谷がダメージを与え、すかさず新井も続いた。和田打撃コーチは「ひと回り目はタイミングが合わなくてもふた回り目で合わせてくる。彼らはレギュラー。控えとの差がある」と話した。
中堅への一発は理想に近づいた証拠だ。今季のテーマは本塁打王に輝いた05年への回帰。新井は「しっかりちゃんとスイングしないとバックスクリーンに大きいのは飛んでいかない」。飛距離を追求する5番としての仕事について「順調にきている。プレッシャーはあるが、考えてもしょうがない。自分のスイングをしっかりする」と話した。
勝負の厳しさを身に染みて知っている。試合前には三塁に慣れるために岡野手チーフコーチから至近距離の強いノックを浴びた。「シーズンでは一つのミスで取り返しがつかないことになる。それを肝に銘じてやっている」。昨年はメダルなしの北京五輪と歴史的なV逸を経験した。「5番三塁」としてしっかりと新シーズンに備える覚悟だ。
本塁打増を掲げる真弓監督は、鳥谷と新井の連弾に「3番、4番でね。順調にきている感じ」と口元をほころばせた。それでも新井は「まだまだ。やるべきことをやっていく」。4・3開幕ダッシュへ、万全の準備を整える。【益田一弘】
[2009年3月7日11時51分
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