<ソフトバンク2-1阪神>◇26日◇福岡ヤフードーム

 サヨナラ被弾は、やはり後味が悪かった。テスト期間だから、と笑っていられない。引き分けを挟んでの7連敗。真弓阪神が単独の最下位に転げ落ちた。「アーッ!」。試合後のベンチ裏で、真弓明信監督(55)はうめいた。全勝を宣言して臨んだオープン戦だが、事は簡単には進まない。「ここ何試合か、点が取れないのが引っかかる」。思わぬ貧打の症状に指揮官の表情は曇った。

 11日の楽天戦を最後に白星から遠ざかっているが、この日も含め8試合すべて3得点以下という悲惨な状況。和田打撃コーチは「開幕に近いオーダーが組めていないから」と言う。金本、新井は合流したばかりだが、その他のメンバーがふがいない。林は不振から抜け出したばかり。新戦力メンチも2打席連続で捕邪飛と絶不調だ。最終回の打席ではハーフスイングでラッキーな二塁内野安打。「とにかく結果を出すようにやっていくだけ」。一塁ベース上で苦笑するばかりだった。金本が復活打を放った6回以外は見せ場なし。打線全体にエネルギーが感じられなかった。

 チームは8日間の遠征を終えて、27日に帰阪する。「打つ練習を十分にこなせなかった。なるべく打つ本数を増やしたい。だいたいオープン戦で大当たりした選手は止まったりする。うちは止まっている打者ばかりだから、シーズンで当たれば…ってそんな簡単にいくわけないやろ!」。真弓監督は自嘲(じちょう)気味に自らにツッコミを入れた。28日からのオリックス2連戦(京セラ)は開幕オーダーを試す最後の舞台。ここで上昇気流に乗らなければ、不安はさらに募る。【田口真一郎】

 [2009年3月27日12時26分

 紙面から]ソーシャルブックマーク