<広島1-5ヤクルト>◇25日◇マツダスタジアム
やはりこの男がいるとチームは変わる。左太もも痛から復帰のヤクルト宮本慎也内野手(38)が、低迷中のチームを勝利に導いた。2回1死一塁、広島ルイスの外角低め速球を右中間へはじき返した。「必死に打った。ルイスに黒星を付けられてなかったので、勝てて良かったです」。宮本の二塁打を足がかりに先制すると、7連敗中だった天敵を初めて攻略した。
出場選手登録を外れている間、チームは3勝5敗ながら内野守備のミスが失点に絡むなど宮本不在の大きさを感じさせた。先発館山は「宮本さんが帰ってきて内野が元気になった。間の取り方とかもね」と、守備力以上に頼れる部分があることを証言した。高田監督も「彼が帰ってきて打線につながりができた。戻ってくれて引き締まった。あとはデントナだね」と、宮本効果を実感した。
この日、8日に生まれたばかりの三女が東京の自宅に戻ったという。遠征から帰れば、久しぶりにその手に抱くことができる。「写メを見ると顔立ちがだいぶはっきりしてきた。目が大きくて、女の子だから良かったよ」。フッともらす柔和な表情が、宮本にモチベーションが増えたことを物語る。一家の、そしてチームの大黒柱として、宮本の勝負の秋が始まる。【竹内智信】
[2009年8月26日9時21分
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