照ノ富士に続き、人気力士遠藤の休場が決まった。遠藤の取組に固定で付いていた懸賞は、永谷園や高橋書店など1日13本。そのうち2本は残り8日間稀勢の里に付くことになったが、あとの11本は取りやめに。これで史上初の15日間懸賞総数2000本超えは絶望的だ。担当者は「1900本にも届かないと思う」。遠藤が十両陥落なら、来場所の懸賞数減少も確実だ。
場所から遠藤は消えたが、姿を消せない遠藤もいる。渋谷駅前スクランブル交差点に面したビル屋上には、昨年12月30日から永谷園の広告で、遠藤の大看板が登場。契約は今月29日までとなっている。遠藤が爽やかに笑う姿は、相撲ファン以外にも大きなインパクトを与えているが、本職を休むとなると違和感は否めない。
各方面に影響が出る力士の休場。場所前の力士会では、巡業でのトレーナー増などを協会に提案したばかり。力士会会長の白鵬は「治療する人を増やしたりしないと。今まで根性でやってきた面があるけど、今はアスリートになってきたから」と、休場者が多い現状に警鐘を鳴らす。V字回復した相撲人気の継続も、役者がそろってこそ。けが予防策を真剣に考える時期が来ている。【木村有三】


