大相撲九州場所前の10月31日に、「横綱会」が行われた。横綱経験者による親睦会で、現役横綱の大の里と豊昇龍が初参加した。この2人のほか八角親方(元北勝海)、芝田山親方(元大乃国)、宮城野親方(元旭富士)、武蔵川親方(元武蔵丸)、音羽山親方(元鶴竜)、二所ノ関親方(元稀勢の里)、伊勢ケ浜親方(元照ノ富士)の合計9人が出席した。
冒頭、大の里と豊昇龍があいさつし、八角理事長が乾杯。3回目の幹事を務めた二所ノ関親方は「幹事が店を選びます。これまでグランドハイアットやオークラでもやりましたが、僕が幹事になってから(博多料亭)稚加榮にしています」。支払いは会費制。盛り上がって、今年は4次会まで続いたという。
芝田山親方は「私は10年くらい幹事をやりましたよ。昔は料亭老松でやってた。(横綱会では)50歳、60歳、定年の記念で、お祝い金を出します。当時の会費は3万円ずつだったかな」と説明した。
芝田山親方が横綱になったのは、1987年(昭和62年)のこと。「初参加のころは、緊張とかそんな次元じゃない。正面に鏡里関が座ってる。しゃべることなんてできないよ。200キロの体で、お酌して回った。するとでかいコップに酒をつがれて、ぐーっと空けたんだ」。
音羽山親方は「最初は緊張しましたね。早く行って、待っておくんです。2回目か3回目の時、師匠が部屋のちゃんこ会を予定していたので、そこでお客さんと写真を撮ってから(横綱会に)遅れていきました。そうしたら、駆け付け3杯ってなって…」と思い出を回想した。
今年はある親方が、やや飲み過ぎたらしい。出席者は「盛り上げようとしてくれたんです」と声をそろえていた。【佐々木一郎】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)


