15年ぶりにリング復帰する元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(54)と18年以来、約2年ぶりのリングとなる元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.(51)によるエキシビション8回戦は28日(日本時間29日)に米ロサンゼルスのステープルズセンターで開催される。27日(同28日)には同地で前日計量が開かれ、タイソンは220・4ポンド(約99・97キロ)、ジョーンズJr.は210ポンド(約95・25キロ)となった。

タイソンの体重は97年6月のイベンダー・ホリフィールド戦での218ポンド(約98・98キロ)に続く軽いウエートとなる。なお15年前の現役引退マッチとなった05年6月のケビン・マクブライド戦でのウエートは233ポンド(約105・68キロ)だった。一方、公式記録が残る中でのジョーンズJr.の最重量は16年8月のエリック・ワトキンス戦での204ポンド(約92・53キロ)となる。今回のタイソン戦に合わせ、キャリアで最も重いウエートで戦う。

前日計量に先立って開催された記者会見で、タイソンは「ゴングが鳴ったら、ジョーンズJr.のところにいき、何が起こるかを見てみよう。それは面白いはずさ。彼はファイター、オレもファイターだから」と不敵な笑み。試合展開の予想を問われると「うまくたたけるか。それは分からない。多分、簡単にやれる方法は見当たらない」と警戒していた。