センダイガールズプロレスリング(仙女)の里村明衣子(41)が、世界最大のプロレス団体、米WWEとコーチ兼選手として契約したことが28日、明らかになった。

新潟県出身で仙女の社長兼看板選手の里村は「女子プロレス界の横綱」の愛称で親しまれる。40歳を超えてもストイックに体を鍛え上げ、彫刻のような肉体を維持し続けるトップレスラー。コーチ兼選手としての契約は日本人選手初の快挙になる。

里村は19年にイギリス最大の団体プログレスに初参戦するなど、海外でも実績を積んできた。現在はWWE UKに参加中で、今月6日から同団体のトレーニングセンターがあるロンドンに滞在。試合に向けて準備を進めている。

WWEはハルク・ホーガン、ザ・ロックら世界的スター選手も参戦した老舗団体だ。過去には国内公演が開催されるなど日本でも人気があり、新日本プロレスでエースだった中邑真輔や女子レスラーのSareeeとも契約している。里村は今後も仙女の社長を続け、同団体に変わらず参戦する。女子プロレス界の大物が、日本と仙女を背負い、世界最大の舞台で異彩を放つ。