総合格闘家の朝倉未来(29=トライフォース赤坂)が、リベンジマッチで成長を証明する。大みそかに行われるRIZIN33大会(さいたまスーパーアリーナ)の対戦カードが9日に追加発表され、朝倉の出場と対戦相手が前RIZINフェザー級王者斎藤裕(34=パラエストラ小岩)に決まった。RIZINで初黒星を喫した相手との約1年ぶりの再戦で、強さをみせつける。

斎藤は「盛り上がると思ったので出場を決めた。世間に届く試合をする」と、約1年ぶりの再戦で返り討ちを誓った。10月の31大会で牛久絢太郎にドクターストップによるTKO負けを喫し、RIZINフェザー級王座から陥落。飛び膝蹴りを受けて出血した右目上部には傷が残るが「(傷が)開いたらしょうがない。それも込みでやる。問題ない」と話した。

◆RIZIN25(20年11月21日、大阪城ホール) 朝倉はフェザー級タイトルマッチ(男子総合ルール5分3回)で斎藤と対戦。打撃戦の末、0-3で判定負けし、RIZIN8戦目で初黒星となった。3回、朝倉が左のカウンターでぐらつかせると、負けじと斎藤もパンチの連打でコーナーに追い込んだ。要所でテークダウンを取られて、斎藤に軍配が上がった。朝倉は試合後、「ダイレクトリマッチをしたい。次やったら勝ちますよ」と再戦を希望していた。