29日に死去したターザン後藤さんに向け、追悼10カウントが鳴らされた。第2試合に、後藤さんと電流爆破マッチで対戦した大仁田厚が木高イサミ、宮本裕尚、グレート小鹿と組み、雷神明、龍嵐、ヨシタツ、長井満也、佐藤光留、雷神矢口組と対戦。小鹿がチョークスラムで雷神を仕留めて勝利した後、10選手がリングに残って後藤さんに向けて追悼10カウントが行われた。

会場に後藤さんの入場曲「汚れた英雄」が流れる中、リングから下りた大仁田は「不思議なことに、ターザン後藤はジャンボ鶴田さんの付け人だった。ターザンの曲をきいた時、まだまだターザンが出てきそうで…」と感極まった表情を浮かべた。また鶴田さんに向け「僕たちが鶴田さんを1番知っています。渕(正信)さん、(ハル)薗田さん、鶴田さん、僕で合宿所で3年間、暮らしました。久しぶりに後楽園の超満員を見て、コロナもこのまま収束してくれるのかなと。鶴田さんの俺たちへの贈り物かなと感じた」と感慨深げだった。