元キックボクサー石井武志(23=大橋)が東日本ミニマム級新人王を制覇した。

川上拳汰(20=石川ジム立川)と拳を交え、3-0(40-36×3)の判定勝利を収めた。左ボディー、左フック、右強打などで一方的に打ち続けて快勝。3勝3KOで勝ち上がってきただけに石井は「もう率直に倒せなかったので、良いところはなかった。勝因は? 練習を積んできたので勝つとは思っていたが、まだまだ足りないなと思いました。まだまだ未熟ですけれど、王者を目指して頑張っていきたい」と口元を引き締めた。

これで12月に予定される全日本新人王決勝に進出が決まった。6日にエディオンアリーナ大阪で開催される新人王西軍代表ミニマム級決定戦の池田雅史(29=ハラダ)-宮沢蓮斗(19=蟹江)の勝者と対決する予定。石井は「次、12月。ここは(全日本新人王の)準決勝だと思っている。次は必ず倒して全日本新人王になりたい」と強い決意をにじませた。

福岡・うきは市出身の石井はキックボクシング出身で、プロ4試合を経験。大和KICKで第2代52・5キロ級王者に就いた。尊敬する元K-1スーパーバンタム級王者で現ボクシング東洋太平洋同級王者の武居由樹(26=大橋)の背中を追うように、昨年からボクシングに転向していた。