RIZINにも参戦経験ある総合格闘家・木下憂朔(ゆうさく=22)がUFCデビューする。4日(日本時間5日)、UFCファイトナイト・ラスベガス68大会(米ラスベガス・UFC APEX)でアダム・フューギット(34=米国)とのウエルター級5分3回に臨む。3日(同4日)には同地で前日計量に出席し、両者そろって170・5ポンド(約77・34キロ)で1発クリア。フェースオフ時には握手も交わし、お互いの健闘を誓い合った。

UFCのデイナ・ホワイト社長による選手スカウトを目的とした大会、コンテンダシリーズで、5戦無敗のジョゼ・エンヒッキ(ブラジル)に3回TKO勝ちし、UFCとの契約権を獲得。このフューキット戦メインカードの1つとして組まれた。試合前会見では「ワクワクしてる。コンテンダーシリーズの結果をみての試合順だと思う。期待以上にフィニッシュをみせたいと思う。ようやくファイターとして始まるという気がする。KOを狙う」と気合を入れ直した。

過去にUFCには数多くの日本人ファイターが参戦してきた。五味隆典ら過去のファイターと今のファイターとの違いを問われた木下だったが「自分はあんまり何も考えないタイプ。昔はすごかったけれど、今のボクらがもっとすごいよというのをみせたい」と決意を示していた。